【通りすがりに臭いと言われる⁉】自分の体臭がわからない理由と改善方法を解説

【通りすがりに臭いと言われる⁉】自分の体臭がわからない理由と改善方法を解説 臭いへの不安

このようなお悩みに答えます
「同僚から通りすがりに臭いと指摘され、不安とショックを感じている」
・「自分の体臭のせいで周りから陰口を言われたり、迷惑をかけていると思うと人に近づくのが恐くて辛い」
・「体臭で深い不安を感じているけど、どうやって改善できるのかわからない」

他人から体臭について指摘されたり陰口を受けて、強いショックを受けたことはありませんか?

体臭の悩みは、自分では気づきにくいという問題があります。自分の体臭がわからない理由や改善方法を知り、早くこの悩みを解決したいと考える人は多いでしょう。

私は40歳で美容医療系の大手企業に転職し、20代の女性が約9割という環境で働いています。女性たちは男性の匂いに非常に敏感で、ある女性社員は男性社員の体臭に耐えられないと会社に訴え、席替えが行われたこともありました。

そのような環境で働く中で体臭に関する情報を収集し、さまざまな生活習慣の改善や商品を試してきました。

今回の記事では、自分の体臭がわからない理由をはじめ、体臭の種類、自分の体臭の確かめ方、そして日常生活で実践できる改善方法について詳しく解説します。

この記事を読むことで、自分の体臭に対する理解が深まり、効果的な対策を講じるための知識を得ることができます。体臭に悩む方々が自信を取り戻し、周囲に迷惑をかけることなく前向きに生活できるようになるための一助となれば幸いです。

自分の匂いがわからないのはなぜ?

自分の匂いがわからないのはなぜ?

自分の匂いを自覚することが難しい理由は、嗅覚は順応しやすいという性質を持つためです。

どんな匂いであっても常に嗅いでいると感じにくくなるため、強烈な口臭や体臭を放っていても、持続的であるほど本人には自覚しづらくなります。嗅覚以外でも順応は起こりますが、特に嗅覚は順応しやすいとされています。

さらに、嗅覚は危険を察知するために未知の匂いに気づきやすくするため、身近で安全と認識した匂いを感じなくしてしまう機能もあります。

また、遺伝的な要因も関わり、特定の匂いに対する感じ方には個人差があります。例えば、汗に含まれる「アンドロステノン」という成分に対して、不快と感じる人もいれば、良い匂いと感じる人もいます。

文化によっても匂いの好みは異なり、何が「良い匂い」か「悪い匂い」かの基準はさまざまです。

【臭いと言われる原因は?】体臭の種類を知ろう

【臭いと言われる原因はどれ?】体臭の種類を知ろう

一言で「体臭」と言っても、以下のようにさまざまな種類があります。自分に当てはまるものがないかチェックし、臭いと言われてしまう原因を確認しましょう。

汗臭
ストレス臭
加齢臭
キャベツ臭
衣服の生乾き臭
香りの強い柔軟剤や香水

汗臭

一般的に汗は臭いというイメージがありますが、汗の成分は主に水とミネラルで構成されており、汗そのものは無臭です。
いわゆる汗の匂いとは、汗と皮膚に常駐菌が反応して「脂肪酸」や「アンモニア」などの物質を生み出すことによる、酸っぱい匂いや尿のような匂いを指します。

ストレス臭

ストレス臭は、資生堂が2018年に発表した緊張時に発生する特有の体臭です。
心拍数の上昇やコルチゾールの増加により、自律神経が乱れて発汗が促進されて硫黄のような匂いが特徴です。男女問わず幅広い年齢層に見られます。
また、慢性的な疲労も皮脂の酸化を促し、体臭の原因となることが確認されています。

加齢臭

加齢臭は年齢と共に増える特有の体臭で、酸化した古い油のような匂いを特徴とします。
この匂いは、皮脂中の脂肪酸であるパルミトレイン酸が酸化されて生成される「ノネナール」が原因です。
男性は40〜60代、女性は閉経前後に発生することが一般的ですが、男性の方が皮脂の分泌量が多いため、より匂いが強く感じられる傾向にあります

キャベツ臭

キャベツ臭とは、胃腸機能の低下が原因で発生する生ごみのようなニオイです。
腸内環境の悪化や肝機能が低下すると、動物性タンパク質が腐敗し、ニオイ成分が発生します。通常は肝臓で分解されますが、アルコールの過剰摂取や生活習慣病で肝機能が低下すると、分解できずに血液中にあふれます。
その結果、生ごみのような匂いが口臭として発生します。

衣類の生乾き臭

衣類の生乾き臭は、衣類の繊維に付着したモラクセラ菌という雑菌が湿気や水分、皮脂を栄養源に増殖し不快な臭いを発生させることが原因です。
汗をかいた衣類は雑菌が増殖しやすく、洗濯で汚れや汗が落ちきらないと雑菌の栄養源になります。さらに、洗濯槽が汚れていると、繁殖した雑菌が衣類に移り臭いの原因になります。

香りの強い柔軟剤や香水

柔軟剤や香水は長時間香りが残り、自分では気にならない程度の香りも周りには強く感じられることがあります。
特に暑い日にエアコンの効いた室内と外を行き来すると、香りが強く感じられやすいです。
さらに、化学物質過敏症の人は、微量の化学物質の香りでも敏感に反応し、強い不快感を覚えることがあります。

自分の体臭の確かめ方

自分の匂いがわからない原因と体臭の種類を確認したら、自分の体臭をセルフチェックしましょう。自分の体臭を自覚できることで、積極的に改善に向けて取り組めるようになります。

衣類で確認
1日着た衣類をファスナー付きのポリ袋に入れ、数分程度放置した後、衣類の匂いを確認します。
この時に感じた匂いが、周囲が感じるあなたの体臭です。

直接指で触って確認
頭皮や耳の後ろ、脇など皮脂腺が多く体臭の原因になりやすい部分を指でこすり、その匂いを実際に嗅いでください。
確認する際は、事前に手をお湯で丁寧に洗います。石鹸は香りが付くため使用せず、流水のみで洗ってください。

枕をチェックする
頭皮は皮脂腺や汗腺が多いため、身体の中でも体臭が発生しやすい部位です。
また、寝汗によって枕が雑菌の繁殖しやすい環境になり、皮脂やアカと反応してさらに臭くなります。

確認する際は、洗いたての枕カバーを使用し、翌朝に枕の匂いを嗅いでみましょう。脂臭い匂いがした場合、頭皮から発生した体臭が枕カバーに染みこんでいる証拠です。

近しい人に確認
セルフチェックとは異なりますが、家族や恋人、友人など、遠慮なく本当のことを言ってくれる近しい人に確認する方法も有効です。

ご自身の体臭について信頼できる身近な人に聞くことで、周囲がどう感じているかを客観的に確認することができます。
確認する際には、相手に対して体臭で悩んでいることと忌憚のない意見を求めていることを真剣に伝えることが重要です。

【日常生活でできる】体臭の改善方法

【日常生活でできる】体臭の改善方法

日常生活で手軽に実践できる主な体臭の改善方法は、以下の5点です。

汗をかいたらこまめに拭く
身体を丁寧に洗う
制汗剤の使用
ストレスを溜めない
食生活の見直し

汗をかいたらこまめに拭く
汗そのものは強い匂いを発しませんが、放置すると汗に含まれる成分や垢が常在菌によって分解され、嫌な匂いを発します。

汗をかいたらこまめに拭き取り、肌を清潔に保つことが大切です。ドラッグストアで購入できる汗拭き専用シートやボディシートも効果的です。

身体を丁寧に洗う
体臭を改善するには、毎日の入浴やシャワーで汗や汚れをきれいに洗い流し、肌を清潔に保つことが重要です。低刺激で殺菌成分を含むボディソープを使用すると皮脂や垢を効果的に除去できます。

特に脇の下、足の指の間、ひじやひざの裏など、汗が溜まりやすい部位を入念に洗い、ボディソープやシャンプーも流し残しがないよう注意してください。

制汗剤の使用
短時間で手軽にできる体臭の抑制として、制汗剤を使用することも効果的です。

制汗剤は汗の分泌を抑制できる効果があるため、出かける前に使用することで汗が原因で発生する体臭を予防できます。また、制汗剤には殺菌成分が含まれているものもあり、体臭の原因となる細菌の増殖を抑制します。

ストレスを溜めない
ストレスが溜まると自律神経が乱れ、発汗や口臭の原因となります。また、ストレスで唾液の分泌が減少し、口臭が発生しやすくなります。

良質な睡眠をとり、朝の日光浴や軽い運動を行うことでストレスを適度に解消することが大切です。また、体臭を気にしすぎること自体もストレスになるため、自分に合った対策を見つけて前向きに過ごしましょう。

臭いと言われた時の返し方

匂いの問題は非常にデリケートで難しい問題です。体臭に強い不快感を抱いても、相手の尊厳を傷つけて人間関係が壊れることを恐れ、言い出せない人が多く、ストレスや体調不良を引き起こす場合があります。最悪のケースでは耐えきれずに退職する人もいます。

その上で匂いを指摘されるということは、自分の体臭が一定のレベルを超えて他人に苦しみを与えている証です。その事実をまず受け止めましょう。

そして強く反発したり開き直るのは避けて、指摘してくれたことへの感謝と不快な思いをさせたことに謝罪の言葉を伝えましょう。以降は周囲と相談しながら具体的な解決策を考え、迅速に行動することが重要です。

まとめ

自分の体臭がわからない理由は、嗅覚は順応しやすいという性質を持つためです。そのため、口臭や体臭を放っていても本人には自覚しづらくなります。気になった場合はまずセルフチェックで体臭を確認し、原因に合わせて改善方法を試してください。

周囲から体臭について指摘を受けた場合は、強く反発するのではなく受け入れて解決に向けて前向きに取り組むことが重要です。

ただし、匂いに対する感じ方には個人差があり、また、どんな人でも何かしらの体臭を発しています。体臭はおたがいさまという心構えで過剰に気に病まないことも大切です。

ぜひ、これを機会に新たな習慣を始めて、体臭を気にすることなく清潔で爽やかな毎日を目指しましょう!

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